RECOMMEND
RECOMMEND
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS

07
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
>>
<<
--

青葉心理クリニック

<< 本来的な生き方に気づくこと | main | 克己復礼 >>
自粛の意味
0

    自粛の意味


    さかんに自粛が叫ばれているが、残念ながら若い方々の合コンや老人のナイトクラブ通いは続いている様である。こういうことについての心理分析というのは寡聞にして知らない。「若い人はこういうことに従わないのがカッコいいと思っている」という意見をどこかで見たが、説得性はないし、それでは不良老人はどうなのかというと余計説明がつかない。

     

    この現象は、内向き、外向きという事でその意見よりは包括的に説明がつくと思う。これは心理学者ではなく、夜回り先生として知られる水谷先生の説であるが、「子どもは、いじめられると4通りの型のストレス処理をする。(1)いじめられると他の友達をいじめてストレスを晴らす型、(2)いじめられると学校からいなくなる型(非行に走るタイプ)、(3)引きこもる型、(4)自傷する型 である。」この葛藤処理の型の(1)、(2)を外向き、(3)、(4)を内向きとするのである。もっとも外向きが(1)、もっとも内向きが(4)ということになる。

     

    (1)、(2)が外に向かって何かをする、(3)、(4)が内に向かって何かをするということはおわかりいただけると思う。今の時代は、外向きの人を評価する。外に働きかける、例えば、クラブの部長をする、生徒会の役員をする、ボランテイアをする、そういう行為に学校は高い評定を与える。こういう行為が向いている、好き、楽にできるのが「外向き」の人達である。一方、「内向き」の人は、心が豊かになるという利点を持ち、相手の気持ちを察するということが得意なのであるが、こういうことは学校では滅多に評価されない。結果として、今の社会では社会から「外向き」の行動を取ることが求められ、その同調圧力が「内向き」の人が社会に入りづらい、社会が怖いなどの要因になっていると感じる。

    社会の圧力が今までと違い「自粛する」となった時、今までとは逆に、心理的には、外向きに人には辛い状況、内向きの人には対してそんなに辛くない、むしろ楽な状況が出現したのである。わかっちゃいるけど外出をやめられない人は「外向き」の人が多いのであろう。外向きの人がストレスが過大になった時、自分のみならず、他の人にとっても安全にストレスを処理する方法を自分で考えだして欲しい。「自分で」ということは外向きの人には得意なのだから。

     

    自粛がなぜ必要なのか? すでに自粛している人たちはここは飛ばして読んで欲しい。

     

    コロナウイルスは原則、人から人にしかうつらない。人に会わなければ感染することはない。だから、コロナウイルスに対するワクチンがない、抗ウイルス剤がない(とされる)つまり特異的な治療法がないので、感染を防ぐためには、できるだけ「人に会わないこと」しかないのである。それしかないのである。ここは自粛しない人を対象に書いているので、あえて実例を出す。「志村けん」である。人から人にしかうつらないのだから、彼にうつした人は必ずいるということである。そのうつした人にあなた自身がならないためには、「人に会うこと」をできるだけ避けるしかないのである。彼はタレントなので、芸のみならず、パンくん、プリンちゃんとの関係も知れ渡っている。日本ではPCR検査を広く行わないことを国家が決めた(在日米国大使館の文書から引用)のだから、全ての日本人は自分が感染者として行動しなくてはいけない。あなたが、そして私がうつすかもしれない目の前の人にも、志村けんと同様に、仕事も、家族があり、彼らにとってのパン君もプリンちゃんもいるのである。パン君、プリンちゃんから、志村けんを奪った犯人に自分がならないために、すでに「政治崩壊」している政府の言う事ではあるが、それに能動的に従い、自粛する事しか今はないのである。

     

    今回のコロナウイルス感染爆発は、我々が持っている「行動様式」エートスを変えることを迫っているのである。それを、new normal という人もいる。しかし、マックスウェーバーが言うごとく、エートスを変えるのは長年の教育によって、あるいは「カリスマ」によってしかないのである。行動様式を変えられれば、コロナウイルスは克服できるのである。グローバリゼーションと言われながら、今回のコロナウイルス感染が教えたことは、行動様式が、ITの発達にもかかわらず、以前のままであったことで、これを変えられるかどうかが今回の試練を克服できるかどうかのポイントであろう。

    | 1.サイコセラピー | 12:50 | - | - | - | - |