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青葉心理クリニック

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認知モード理論 その4
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    認知モード理論 その4

     

     

    Top Brain に属する、視覚野から頭頂葉に向かう回路が空間関係の認識(あるものが、もうひとつのものの左側にあるなど)に、そしてBottom Brain に属する視覚野から側頭葉にむかう回路が視覚認識(顔を見てそれが誰かを認識するとか、あのネコは前に見た猫だとかを認識する)ということは言葉はともかく内容は既に神経内科の教科書にも記載がある、目新しいことではない。

     

    ここをもう少し詳しく説明する。

    1. Bottom Brainに属する側頭葉は、目からだけではなく、(聴覚中枢は側頭葉にあるので)耳からの入力信号もまとめて、ノイズを取り除き、脳の別の部位に送る。さらに他の側頭葉の部分には形状の(視覚的)記憶、音声の記憶が蓄えられているのでその情報も同じように送られる。
    2. この情報は Top Brainに属する前頭葉の上部に送られ、そのおかげで現在知覚している物体の性質についての情報が利用できる。そこで処理された情報が、今度はBottom Brain に送られる。
    3. 同じ側頭葉からの情報は、同じBottom Brainに属する前頭葉下部にも送られ、当該の物体や事象について適切な記憶を活性化させ、関連のある情動的な記憶の処理に重要な役目を果たす。(ここで辛うじて認知モード理論で情動が関連している)そしてそれがまた、Top Brainに送られる。

     

    この辺の事は、論文や本によって表現はさまざまであり、コスリンはそれらを以下のようにまとめている。

     

    1)Bottom Brain system は、感覚器からの情報をまとめるとともに、知覚されているものを、それまで記憶に保存されていた全情報と比較し、それからその比較の結果を使って、入力信号を生み出した物体や事象を分類し、解釈する。

     

    2)Top Brain system は、身の回りについての情報を(情動的な反応や生理的要求のような他の種類の情報と組み合わせて)用いて、どの目標を目指すか決める。自ら計画をたて、その計画がどうなるかを見込み、それから、計画が実行されるなかで、起こっていることを予期していたことと比べ、その結果に従って計画を調整する。

     

    3)Top Brain と Bottom Brain の二つのシステムは、常に協同する。

     

    4)我々は、常にこの二つのシステムを使う。だが使い方に2種類があり、ひとつはたとえば歩くときの脳の使い方、つまり選択の余地の無い、状況に強要されている時の使い方で、これは誰もが同じ様にTop Brain と Bottom Brainを使う。しかしもうひとつは選択の余地のある、コスリンが言うには踊る時の様な脳の使い方で、このときにTop Brain と Bottom Brain をそれぞれ、どれぐらいの割合でつかうかが、この認知モード理論の基本になるのである。ここをきちんと押さえておく事が極めて、極めて大事なのである。

     

    さあ、これでやっと実用的な4つの認知モードの話に入る。

     

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