RECOMMEND
RECOMMEND
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS

11
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
--
>>
<<
--

青葉心理クリニック

<< 認知モード理論 その1 | main | 認知モード理論 その3 >>
認知モード理論 その2
0

    認知モード理論 2

     

     

    「Top brain , Bottom Brain 」の認知モード理論について、内容の説明をする前に、この本では大脳皮質の機能の理論なので、知・情・意のうち情について、つまり辺縁脳については記憶に関して僅かに触れられるが、情動、感情にはあまり触れられていない。また、右脳・左脳という二分法を否定的に捉えていること、さらに二分法自体を否定的に捉えていることを最初に紹介しておきたい。話が脱線するが、三島由紀夫がトーマス・マンの「魔の山」を読んではじめて大陸的二元論というものに得心したと言っているが、右脳・左脳もそういう二元論として捉えれば、コスリンが言うように根も葉も無いこととは思わない。コスリンは二分法ではなく、システムとして考えると言っているのは、Top Brain と Bottom Brain が、右脳・左脳ほど形態学的にはっきり二分されていないことがあるのだと思う。

     

    前回ブログで書いた通り、Top Brain の回路は視覚野(V1)から上向きに視覚連合野の後部頭頂葉(空間的な位置に関する視覚情報)を通り、前頭葉背外側(空間的な記憶を使った決定をする)に至る(superior occipitofrontal fasciculus)で、視空間認知が行われる。空間識別といわれ、ものの空間的関係を認知するのであるが、空間の中で物をどこに動かすか、身体をどう動かすかを決定する事も含まれるので、「計画を立てて実行する」のが Top Brainの作用と言える。

     

    一方、Bottom Brain の回路はV1から向きに下側頭葉(物体に関する視覚)を通り、前頭葉底部(物体に関する記憶をつかった決定)に至る(inferior occipitofrontal fasciclus)で、物体識別が行われる。つまり、それがなんであるかとか、誰であるかとかの認識を行うわけである。周りの世界からの感覚情報を分類して解釈する。

     

    Top brain 使う、使わないで2通りの認知モード、同様に Bottom brain に関しても2つもモーだがあるので、組み合すと、4通りの認知モードを設定できる。これが認知モード理論の大略である。

     

    なお、情について触れないのは、この「認知モード」というものが、「世界へどう向かい合うか、他者とどう接するかの根底にある、人間の思考法」であると述べられているので、知と意でしかないことははじめから知る必要がある。

     

     

    | 1.サイコセラピー | 21:42 | - | - | - | - |