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青葉心理クリニック

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新しい臨床心理学のために 28
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    新しい臨床心理学のために 28 

     (6)エディプス・コンプレックスの第三期

     この時期はエディプス・コンプレックスの減衰の時期である。子供が子供自身をそこにおき、そして想像的には父をそこに置き、母に対してのファルス的競合関係を終わらせるものである。ひとたび父がファルス的属性を与えられたら、父はラカンが言うようにそれを証明しなければならない。というのは、 

    「父が第三期に(想像的)ファルスであるものではなく、(象徴的)ファルスを持つものとして介入する限りにおいて、母から父が奪いうる対象としてではなく、母の欲望の対象としての(象徴的)ファルスの作用を再確立する何かが起こりうる。」 

    この時期の頂点は『法の象徴化』で、子供がそれの完全な意味を受け入れてきた事実によって認証されている。この象徴化の構造的価値は、子供が母の欲望の正確な場所を位置づける事にある。そしてこの条件の元でのみ父の機能が法を代表する。子供が(象徴的)ファルス的関係に出会う事で決定的に意味が改められるのは、子供は(想像的)ファルスであるという問題性から去り、子供は(象徴的)ファルスを持つという問題を処理しなければ行けない事を受け入れる事である。こういうことが起るのは父が子供に対してライバル的(想像的)ファルスとして現れない限りでということだ。(象徴的)ファルスを持っている限りにおいて父はもう決して母の欲望の対象をははから奪う人ではない。反対に父は(象徴的)ファルスの所有者と見なされるから、母によって欲望されうる唯一の場所に(象徴的に)ファルスを復活させる。ここで子供は母と同様に所有の弁証法に(存在の弁証法から)記入される。ファルスを持っていない母は、それを持っている人に対して欲望する事が出来る。また母と動揺にファルスを奪い取られた子供はそれを見つける事が出来る場所で、それを欲望する事が出来る。 所有の弁証法(ファルスを持つか、持たないか)は必然的に同一化(男の子は持っていると思われる父との、女の子は持っていない母との)の働きを呼び起こす。
    性別に従って、子供はファルスという問題によって同一性の論理の中に記入される事になる。男の子は母の(想像的)ファルスである事を放棄し、(象徴的)ファルスを持っていると思われる父に同化する事によって所有の弁証法に記入される。女の子はまた、母の欲望の対象であるという位置から逃去り、ファルスを持っていないという事によって所有の弁証法に記入される。ここで女の子は母に同一化できる事を発見し、だから母の様にどこに(象徴的)ファルスがあるかを知っており、どこにファルスを手に入れるためにはどこに行かなければならないかを知っている。すなわちそれは父の法で、それを持っているものの方向へ、である。 
    ひとたびファルスを持っていると思われる父が母の優先の対象になるや、ファルスの位置はどちらの性別の子供にも構成的要素になる。この優先は存在への登録から所有の登録への移行を証言するものである。

     これは父の名の隠喩の過程が設立された事を証し、それに対応する心内メカニズムである原抑圧の証拠でもある。
    | 臨床心理学 | 19:34 | - | - | - | - |