RECOMMEND
RECOMMEND
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS

08
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
>>
<<
--

青葉心理クリニック

<< 新しい臨床心理学のために 22 | main | 新しい臨床心理学のために 24 >>
新しい臨床心理学のために 23
0
    新しい臨床心理学のために 23

     鏡像段階とエディプス (1) 

     はじめに 

    父の名の隠喩の過程は、「ファルスの機能」と「去勢コンプレックス」とを結びつける過程である。この結びつきを操作するものこそ父の名というシニフィアンそのものであり、このシニフィアンがエディプスの全軌道に標識をおき、それに構造を与える。 ラカンによれば、エディプスの基本機能は「父の機能」と重なる。この機能を、ある場所の決定から生じるものとして捉え、また同時にこの場所がこの機能に必然な象徴的次元を授けるものと捉えた。これは隠喩的操作に適したものである。

     (1) 鏡像段階 

    鏡像段階は本質的に、子供が自身の身体の像(image)を獲得する基本的な同一化の経験として整理される。 3つのstagesからなり、
     
     ①. 1 st stage : 生後6ヶ月〜2歳半。自己と(鏡の)他者の間の最初の混同。まず何よりも他者の中でこそ子供は自己を生き、自己を印付けている。これは子供が想像的なものの領域に属している事を示している。 
    ②. 2 nd stage : 鏡の他者が現実の存在ではなく、像(image)だと発見する。 
    ③. 3 rd stage : 1 st & 2 nd stageの aufheben 。鏡の鏡像のイマージュにすぎないものが自分自身である事を認める『原初的同一化』 

    生後6ヶ月に達した子供は鏡の中のイメージを自己と同一化し、一つの全体像として予知的につかむ。以来、子供の内部でこのような同一化が重ねられ、自我の形成に向かう。自我は同一化の堆積であり、ちょうどタマネギの皮みたいなものと捉えられる。一方、同一性の獲得の中で生じてくる主体にとってはこの鏡による再認の次元そのものが、主体の想像的疎外という性質をあらかじめ描き出している事になる。
    | 臨床心理学 | 07:12 | - | - | - | - |